皆さんはこちらの上画像の残布生地たちの行方をご存知ですか?
これはアパレルブランドが服を作る際にできる残った生地やテキスタイルメーカーが生地を作る際に出た傷などが入ってしまったB反というものです。実はこういったものの多くは破棄されてしまいます(もったいない!)。昨今の炭素排出量の低減などの大きな取り組みとして国や行政自体が様々な取り組みをしておりますが、ファッション産業・ファッション業界からの二酸化炭素の排出量といえば石油産業につぎ世界で2番目の環境汚染要因となっています。普段何気なく身につけている衣服なども原材料の調達・製造・輸送から廃棄に至るまでに大量の水を必要とし大量の二酸化炭素を排出してしまうからです。
新しい価値の創出を、ものつくりをしている人たちは一生懸命にしているはずなのに、環境破壊の上に成り立っているということに気づくのがあまりにも遅すぎた、そう感じざるを得ません。ですがもうすでに大小関係無く様々なサステナブルな取り組みが行われています。古着などのリユース(再利用)・リデュース(なるべく捨てない)・リサイクルもその一つです。私たちジュエリーブランドとして個人事業者などのクリエーターとつくるASSEMというビジュアルブックプロジェクトを立ち上げましたが、その中の参加アパレルブランドさんとの接点から残布を捨てずにリユース可能に、Amitie CREDIR のジュエリー用のジュエリーポーチを製作する取り組みをはじめました。
ASSEM参加ブランドでオリジナル生地の生産もされているReSyuRyu(リシュリュ)さんと良質な生地を使用したワンピース専門で展開されているdemikitte(デミキッテ)さんからの余剰生地に加え、アパレル関係者の方にご紹介いただいたテキスタイルメーカーTAKISADA-NAGOYA(瀧定名古屋株式会社)のリサイクルポリのB反をお譲り受け、それらの生地からジュエリーポーチへ生まれ変わらせることをまず第一弾で行います。#テキスタイルレスキュー
服などを作る際に出る端切れや余剰生地、廃棄などはアパレル業界の大量に作って売るというこれまでの生産方法や卸売のシステム自体を変えなければ出続けることになりますが、大企業をはじめとするファッション産業が積極的に取り組み、ネット通販やD2C、受注生産の流れが今後のスタンダードとなれば減少することは目に見えています。また、サステナブルや脱炭素を推進するのにも、”ものを作る”という行為自体に責任感を持つということが大切だと感じます。今回のジュエリーポーチを作る上ではできるだけ環境について積極的に取り組んでいる企業さんにご依頼させていただきました。ロゴ入りリボン----矢地繊維工業株式会社( COOL CHOICE賛同登録企業 )など。
「COOL CHOICE」は脱炭素社会作りに貢献する製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などあらゆる賢い選択をしていこうという環境省の取り組みです。
私たちのこの小さな取り組みでも目を止めて頂いた方が現状を理解し、何かしらのアクションをしたり考えるきっかけになってくれればいいなと考えています。
生地提供________________
ReSyuRyu (リシュリュ) https://resyuryu.com
Demikitte (デミキッテ) https://demikitte.com
TAKISADA-NAGOYA (瀧定名古屋株式会社) https://www.takisada-nagoya82.jp
ロゴ入りリボン________________
矢地繊維工業株式会社( COOL CHOICE賛同登録企業 )
「COOL CHOICE」は脱炭素社会作りに貢献する製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択などあらゆる賢い選択をしていこうという環境省の取り組みです。
ASSEMとは